お悩み解決

大胸筋はどれくらいで大きくなる?ベンチプレスの重量と期間の目安

この記事で解決できるお悩み
  • 大胸筋はどれくらいのペースで大きくなるのか知りたい
  • ベンチプレスの重量は伸びているけど胸が大きくならない
  • 筋肉が成長しているかどうかが判断できない

トレーニングを続けているのに変化が感じられないと「本当に成長しているのか」「やり方が間違っているのではないか」と不安になることがあります。

特に、ベンチプレスの重量は伸びているのに、大胸筋が成長していないという悩みはよく耳にします。

実は私自身も大胸筋の成長が遅く、悩んでいた時期がありました。

この記事では、筆者の10年以上のフィットネス現場経験をもとに、大胸筋がどれくらいで大きくなるかの目安と、成長を正しく判断する方法をわかりやすく解説します。

パーソナルトレーナー Seiya Sato のプロフィール画像(JBBF、Muscle Gate入賞・NSCA-CPT)

この記事を読むことで、「今の自分はどのあたりを目指せばいいか」や「成長をどう判断すればいいか」がわかるようになります。

同じ悩みを持つ方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

目標レベル別:必要な筋力と期間の目安【画像あり】

それでは早速、大胸筋がどれくらいで大きくなるのか画像付きで見ていきましょう。

ここではレベルを4段階に分けて紹介します。

目安は「ベンチプレスで何kgを挙げられるか」と「トレーニングの継続期間」の2つです。

あくまでも目安なので、目標をイメージする材料として参考にしてください。

骨格、体重、体脂肪率、運動経験等によって個人差があります。あくまで筆者の指導・現場経験および大会出場経験をもとにした目安です。

レベル1(ベンチプレス60kg/数ヶ月〜半年)

レベル1の体型イメージ(ベンチプレス1RM60kgの目安)

レベル1の見た目イメージ。体脂肪が低いと、胸の輪郭がうっすら出始める。

少し胸板がついてきて、体脂肪率が低ければ大胸筋の輪郭が見え始める段階です。

服を着ているとわかりませんが、裸になると「少し鍛えてるのかな?」と思われる程度でしょう。

運動未経験でも数ヶ月〜半年くらいで達成が可能なレベルでしょう。

レベル1の目安

ベンチプレス:1RM(1回ギリギリ上げられる重量)が60kg(≒50kg × 8回)

トレーニング期間:数ヶ月〜半年

この段階であれば、自重トレーニング(腕立て伏せ等)でも十分に達成可能なので、まずは自重トレーニングから始めてみてもいいですね!

レベル2(ベンチプレス80kg/半年〜1年)

レベル2の見た目イメージ。服を着ていても胸板の厚みが分かりやすくなる。

レベル1よりももう一回り大胸筋に厚みがつき、服を着ていても胸板の存在がわかるようになってくる段階です。

周囲からも「あれ?鍛えてる?」と、変化を指摘されることが増えてきます。

運動未経験の人だと数ヶ月での達成は難しく、半年〜1年くらいの継続は必要となる印象です。

レベル2の目安

ベンチプレス:1RMが80kg(≒70kg × 5〜6回)

トレーニング期間:半年〜1年

個人差もありますが、自重トレーニングではこのあたりが限界という印象です。これ以上を目指すのであればウエイトトレーニングを取り入れることをおすすめします。

レベル3(ベンチプレス100kg/1年〜3年)

レベル3の見た目イメージ。胸の内側にも立体感が出て、服が窮屈に感じやすい段階。

さらに大胸筋に厚みがつき、胸の内側にも立体感が出てくる段階です。

それまで着ていたスーツやワイシャツが、胸周りがかなり窮屈に感じるようになってきます。

このレベルだと早くて1年、体格等によっては数年は必要になる印象です。

レベル3の目安

ベンチプレス:1RMが100kg(≒90kg × 3〜4回)

トレーニング期間:1〜3年

ベンチプレス100kgとなると「かなりのマッチョ」を想像する人も多いでしょう。

ただ実際は、正しいフォームを習得すれば筋肉量がそこまでなくても到達できるので、想像よりはボリュームがないと感じる人の方が多いと思います。

レベル4(ベンチプレス120kg〜/3年〜)

レベル4の見た目イメージ。胸だけでなく肩や腕も含めて上半身全体が大きく変わる。

大胸筋の上部まで発達が見られ、肩や腕まわりもかなり発達している段階です。

SNSでも十分に良い体として認識されるでしょう。

このあたりから大会に出場する選手も多くなり、カテゴリーや大会規模によっては十分戦えるレベルに入ってきます。

運動未経験からこのレベルになるには年単位の積み上げが必要です。

レベル4の目安

ベンチプレス:1RMが120kg〜(≒100kg × 8回)

トレーニング期間:3年〜

このレベルへの到達は、トレーニングを始めて数年では難しいのが現実です。焦らず段階を踏んでレベルアップしていきましょう!

ベンチは伸びているのに胸が大きくならない理由

もしかしたら「ある程度筋力が上がってきた(ベンチプレスの重量が上がってきた)のに、思ったより大胸筋が成長していない」と感じて、この記事に辿り着いた人がいるかもしれません。

私自身も大胸筋の成長が遅く、しばらく「才能がないのではないか」と悩んでいる時期がありました。

こういった悩みはトレーニングのモチベーションの低下につながりやすく、最悪やめてしまうケースもあります。

ここでは、こうしたギャップが起きる理由と、トレーニングを継続するための考え方を解説します。

筋力=筋肉量ではない(相関はあるが比例しない)

「筋力が強ければそれだけ筋肉量も多い」というイメージがあるかもしれませんが、実はそうとは限りません。

筋肉量が増えなくても、筋力を向上します。

なぜなら、筋力を決める要素は、以下のように筋肉量以外にもあるためです。

筋力を決める主な要素

  • 神経系の適応(筋肉を効率的に働かせる能力)
  • 筋肉のつき方
  • 筋肉量(筋繊維の太さ・数)
  • テクニック(フォームの習熟度)

特に、トレーニング経験が少ない初心者は、短期間に筋力(挙上重量)をどんどん伸ばすことができます。

これは筋肉量が急激に増えているというよりは、神経系の適応やフォームの習得によって、力をうまく発揮しバーベルに伝えることができるようになった結果です。

そのため、筋力が伸びている時期こそ筋肉量とのギャップを感じやすくなります。

とはいえ、しっかりと筋力を伸ばすことができているのであれば、それは正しい方向でトレーニングができている証拠です。

少しずつ確実に筋肉量も増えているはずなので、焦らずトレーニングを継続しましょう。

筋肉のつき方・成長スピードは個人差も大きい

筋肉の発達の仕方・成長スピードは、大胸筋に限らず個人差がかなりあります。

ベンチプレス60kgで10回が限界なのに、見た目はかなり発達している人もいれば、100kgがあげられるようになっても、さほど発達していないという人もいます。

同じトレーニング期間でも、早く成長する人もいれば成長がゆっくりの人もいます。

これは骨格や筋肉のつき方、成長スピードが人それぞれ違うからです。

そのため、他人と比べてしまうと「自分は成長が遅いのではないか」「やり方が間違っているのではないか」と不安になりがちです。

ただし、先述した通りトレーニングを継続し、挙上重量を徐々に伸ばせているのであれば、まずは問題ありません。

大切なのは他人と比べることではなく、自分の変化を正しく把握することです。

次の章では、成長を判断するための具体的な方法を紹介します。

成長しているかを判断する方法3つ

「自分が成長できていないのではないか」という不安を解消し、トレーニングのモチベーションを保つためには、自分が成長できているかどうかをできるだけ正確に把握することが有効です。

ここでは、成長を判断する具体的な方法を3つ紹介します。

成長を判断する基準

  1. トレーニングの数値(重量・回数)
  2. 身体のサイズ(胸囲)
  3. 条件を揃えた写真

最も重要なのが、1つ目の「トレーニングの数値」ですが、残りの2つを組み合わせることでより正確に成長の推移を把握することができます。

それぞれ確認します。

トレーニングの数値で判断する

筋肉が成長できているかどうかは、客観的な数値で判断することがもっとも堅実です。

具体的には、「挙上重量(トレーニングで扱う重量)が上がっているか」または「同じ重量で反復回数が伸びているか」を確認しましょう。

数ヶ月前と比べて、重量や回数が伸びているなら、見た目の変化が少なくても筋肉は成長していると考えてもいいでしょう。

※ただし、同じフォーム、可動域、テンポでできていることが条件です。

もし成長を感じていないのであれば、トレーニング記録を振り返って、挙上重量や反復回数が増えているかを確認してみましょう!

身体のサイズを測定する

成長を判断する方法として、定期的に実寸のサイズを測定し比較する方法も有効です。

なぜなら、見た目にあまり変化を感じなくても、サイズは意外に大きくなっている場合がよくあるからです。

ただし、筋肉はコンディションによって見た目やサイズが変化するため、測定する時はできるだけ同じ状態で行うことが大切です。

たとえば、トレーニング前後なのか、起床時なのか就寝前なのかで、同じ日でも見え方はかなり変わります。

測定は1ヶ月に1度を目安に、コンディションが安定しやすい「起床時」のタイミングがおすすめです。

衣替えの時期に、昨年来ていた冬用のスーツがキツくなったことに気づくというのは筋トレあるあるです!

条件を揃えた写真で比較する

定期的に写真を撮影し、過去の自分と比較するのも成長を判断する方法の1つです。

見た目の変化は毎日見ていると気づきにくいため、1ヶ月に1度を目安に身体を撮影し比較をします。

先述の通り、筋肉はコンディションや画角、光の当たり具合によって見え方は大きく変わります。

そのため、撮影はできるだけ同じ身体のコンディションで、同じ場所・同じ画角・同じ時間帯(照明)で行いましょう。

こちらもおすすめのタイミングは「起床時」ですが、忙しくて時間がない場合は、上記の条件を揃えやすいタイミングで問題ありません。

SNSの情報は「比較の基準」にしない

InstagramやYoutubeなどのSNSでは、遺伝的に優れている人や十分なトレーニング歴がある人たちが目立ちます。(残念ながら、ドーピングを使用している人も多くいるのが現実です。)

しかも、トレーニング後で筋肉が張った状態での撮影だったり、照明や画角の工夫されているのが一般的で、最近ではAIによる加工が施されている場合もあります。

また、短期間での成長を謳った発信も、筋トレの経験があまりないだけで他のスポーツ歴が長かったり、一度トレーニングを休止して復帰した人がほとんどです。

コンテストのトップ選手やインフルエンサーのトレーニングを参考にしたり、憧れること自体は問題ありません。

ただ、こうした投稿を鵜呑みにしてしまうと、自分の成長を過小評価しやすくなり、モチベーションが下がる原因になります。

あくまでも比較対象は過去の自分とし、着実に積み上げていくことが大切です。

まとめ|大胸筋の成長は数値で判断して焦らず継続しよう

今回は、大胸筋がどれくらいで大きくなるかと、成長を正しく判断する方法について詳しく解説しました。

まとめ

  • 成長はトレーニングの数値・サイズ・写真の3つで判断する
  • 筋肉のつき方・成長スピードは人によって異なる
  • 比較対象は他人ではなく「過去の自分」

大胸筋の成長には個人差があるので、他人やSNSと比べて焦る必要はありません。

重要なのは過去の自分と比べて、挙上重量や反復回数が少しずつ伸びているかどうかです。

数値が伸びているなら、見た目の変化が乏しくても正しい方向でトレーニングができています。

少しずつ成長を感じながら、厚い胸板を目指してトレーニングを継続しましょう。

 

  • この記事を書いた人
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せいや

パーソナルトレーナー|NSCA-CPT|指導歴8年|年間1,000セッション以上担当|20代中盤から筋トレ開始▶︎未経験から複数大会で入賞(関東メンズフィジーク9位 / クラシックフィジーク2位 etc.)|note月3万PV|YouTubeでトレーニングを解説|科学と実践に基づく“続けられるボディメイク”を発信中

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